絵を描くこと、考えること、人と絵について話すことが好きです。avocadoはアート作品の制作、bananaはビジネスイラスト製作のリンクです。
ギャルリー・パンセ申請展
2021年度 中谷裕子 個展「SUBLIME(サブライム)ー昇華ー」
2021年12月6日(月)~12月24日(金)会期中無休
甲南大学大学院研究生・中谷裕子の個展(申請展)を開催いたします。中谷は東北電子計算機専門学校でCGを学んだ後、SNK関連会社でゲームグラフィックを担当しました。2006年にマサチューセッツ芸術大学絵画科を卒業、2021年に甲南大学大学院人文科学研究科人間科学専攻修士課程を修了しました。
タイトル「SUBLIME」には、心理学や化学の分野で使われる「昇華(sublimation)」という意味を取り入れた副題をつけました。これまでは貼ったり剥がしたりを繰り返す画面にこだわってきましたが、今は他者の干渉によって更新されていくイメージの変遷に惹かれています。
アーティストと鑑賞者は、どのように作品を「共有」するのでしょうか。本展では、新作と過去の作品を数点ずつ紹介します。そのうちのひとつは、会期中の関連イベントで姿を変えます。12月11日(土)14:00―15:30には、ギャルリー・パンセ構内で、鑑賞者に介入して頂き作品を完成させるワークショップ「ミッシングリンク(生物進化の隙間や空間)をつくろう」を開催します。また同構内12月18日(土)13:00から、ゲストアーティストAkihito-Gordon-Struggle(アキヒト ゴードン ストラグル)さんとのコラボレーションイベントとして、住吉川の草木を使ったパフォーマンス「生け花“時の断片”」を開催します。
美術家バーネット・ニューマンは、『崇高はいま』(三松幸雄訳)のインタビューの中で、「私が望んでいるのは、私の絵画が誰かに対して或る衝撃力をもつことなのですが、それは―私の絵画が私に対してそうしたように―彼に固有の全体性についての感情を与え、固有の分離性を、固有の個人性を与え、また同時に、同じように互いに分離されている他者たちとの結びつきを彼に与えることなのです」と答えています。私は原題 ”Sublime is now” に対し、リスペクトを込め” in 2021! ”を心の中でつけ、皆さんのバイブスがアガるワークショップにすることで、偉大な芸術家へのアンサーにしたいと思います。ご参加を心よりお待ちしております。
作品イメージについてはavocado-sublime(2021)をご覧下さい。